人生をより豊かにデザインするために、必要な考え方はなんだと思いますか?
今回もライフデザインカテゴリとして、人生をより良くデザインするための一助となれば嬉しいです。
ペイ・フォワードとは何か。
「ペイ・フォワード」を知らない人はこの映画を見れば、手っ取り早いです。
2000年に公開された映画「pay it forward (ペイ・フォワード)」を御存知ですか?
天才子役Haley Joel Osmentが主演の映画で、その名の通りペイ・フォワードの内容の映画です。
Pay it forwardを日本語に直訳すると「先に払う」という訳ですが、言葉の意味は「恩を送る」という意味になります。日本では「恩返し」という言葉は良く耳にしますが、ペイ・フォワードという言葉を目にしたり耳にしたりすることが未だ少ないのが現状です。
恩を与えられたから/借りがあるから、恩を返すということとは全く意味が違っていて、第三者に恩を与えることです。自分の見返りは何も考えずに、です。”見返り”を強いて言えば、社会が良くなることです。
下の図をご覧ください。
もしあなたがこの図を見てすぐに、「ネズミ講やん(ネットワークビジネスやん)。」と思った人がいれば誤解しないでください。図式は同義ですが。笑
あなたがある三人の人に(ペイ・フォワードします)恩を与えます。あなたを知らない人に突然恩を与えたら素直に受け入れてくれませんが、困っている人ならばその恩を喜んでくれるはずです。そして、その三人に対して「僕がしたことを同じように他の三人の人にペイ・フォワードしてください」と伝えていけば、このような広がりをしていき社会と自分もハッピーになれるというのがペイ・フォワードの意味です。
社会的にハッピー。
冒頭で、日本において「ペイ・フォワード」という言葉はあまり聞かないと述べましたが、ベンチャー企業に関わる人や投資家にとっては馴染みの言葉です。数百万ドル以上の資産を持つような投資家には、ペイ・フォワード精神で出資をする人が多く見られることが関係しているかもしれません。投資家には「自分がお金を出してどれほどのリターンがあるかを計算するクセ」が身についていますが、「社会のためにお金を出す」人も多いことは事実だと思います。
(投資に関して言えば、見返りを求めて出資をすることは投資であり、見返りを求めずに出資をすることがペイ・フォワードということになります。)
デザイナー集団が無償で、街を明るくするために街中にデザインを施したという出来事が昔ありました。街は賑わい、たくさんの笑顔が溢れ、デザイナーたちも幸せに。
ペイ・フォワードの精神で日常を過ごしていけば、いつかは自分の元に戻ってくるかもしれません。いつか。
こちらもぜひ。
(売上金は運営費用を抜いて、NPO法人へ寄付させていただきます。)
もう少しだけ詳しくペイ・フォワードを知る!
終わりに
人は、「変化」を嫌う習性があります。三日坊主という言葉を知らない人はまずいないと思います。よく聞く話では「自分の勤めている会社の愚痴を散々言い、辞めたい、辞めたいと再三口にする人がいますが、2年後にその人にあっても同じ話をしている」ことがあります。これは、人が変化を嫌うからです。転職のために一歩踏み切る勇気がない。結局は落ち着いていたいのです。
何かを新しく始めたり、挑戦したりすることは多くの人ができますが、大抵の人にとって持続することは困難です。
それを乗り越えるためには、自分自身が楽しめるように工夫することです。
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